我慢

   　「飛虎村」である　　梟です






　
　如何に便利なショップが立ち並ぶオシャレ街「メゼポルタ」を拠点としていようとも甘える事は許されない・・・・飛虎団員の使命である




　　自給自足の食料調達はもちろんの事、身の回りの全ての事は自分らでやり遂げるね



　
　　　　①　自分らで火をおこす
　　　　②　井戸を掘って飲料水を調達する
　　　　③　温泉を見つけて覗き見
　　　　④　油田を掘り当て大金持ちに
　　　　⑤　１万円札を燃やして火をおこす　※①に戻る

　
　　


　　
　　・・・という作業を続けて早や２年。






この飛虎村に侵入してきた生き物は家畜を除き全てフルボッコにされ畑に死体を埋められる→わぁ！おいしい野菜が育つぞ！である




　

　こうやって努力をする人間とそうでない人間とは同じホモサピエンスでもヤムチャとベジータくらい差があるものだ・・・もちろん努力する人のほうがヤムチャである





　　努力する人は頑張りすぎて厄介ごとに首を突っ込み、真っ先に殺されるフラグが成立している。あっさりと死ぬんだ、あっさりとな。



　　
　　逆に努力しない人は生れ持った才能と運だけで「自分に腹が立った」だの何だのという意味不明な理由によりスーパーサイヤ人と化し、名前は変だがなかなか美人なお金持ち令嬢と恋に落ちるのである。ガッデム・・である





　　　「金・地位・名誉」だと？コメカミにカナブンが当たって脳挫傷になりやがれ！である




　そんなものは必要ない。俺たちはハンターだ、「タバコ・酒・パソコン」があればどこででも生きていける・・・気がつくとネット廃人である。・・もう慣れたよ




　　
　　そんな哀★戦士たちの集うメゼポルタか・・・・悪くないぜ・・である








　まぁそんな悲しみを怒りに変え、モンスターにぶちまけるのがＭＨの醍醐味である。

そうさ俺は今日も発狂無双で狩り狩りだぜHAー（裏声）




　　



　　　　・・・と、そんな中






　　
　　む、貴様何をやっている　　　






　相変わらず何度言い聞かせても梟さんのマイハウスに侵入する事をやめない団員のスロウス。お前のお気に入りの服を超マッチョな人に着せてそのままトライアスロンさせてやろうかコラ





　　　　梟　　「お、何だその装備は」

　　スロウス　「フフフ・・・・遅れてますね梟さん」

　　　　梟　　「ああ、何か今回から作れるようになったなんちゃらとかいう防具か」
　
　　スロウス　「フフフ・・・俺かっこいい！これでモテモテ！」






　　・・なに？モテモテとな？








　　そういえば梟さんの愛読書である「あなたもなれる！モテモテハンター」７月号に『最新の防具をいち早く強化している人ってあこがれるゥ（２０歳大学生）』という記事があったな・・そういうことか




　
　　今までは蚊にしかモテたことが無かった梟さんにとっては朗報である。早速作って強化せねば・・・




　　
　　スロウス　　「フフフ・・・ドドとババのクエにいけば素材出ますよ」








　　　　よっしゃ任せとけ瞬殺じゃ









　　　和鷹　　　「ババコンガは捕獲ですよ梟さん」　　※　きこえまてん

　　


　愚かな。脳筋の辞書に捕獲という文字は無い。寧ろ文字が読めない。当然ババコンガも無双してクエスト失敗・・・・だがそれが俺のジャスティス



　　　

　　　そんな事ばかりやってた水・木・金曜日。。もう慣れたよ






　　
　梟さんにとって捕獲クエストは「トイレに行きたいが誰か入っている状況」に等しい。戦闘本能がトドメを刺せとささやいてくるのである。。だがどんなに不毛でもクエストに行き続ける・・・ハンターたる証だと言わざるを得ない




　　　　
　　

　たまには我慢も必要か・・・


　　ハンターも楽じゃないのである