あきらめない心

　　晴れ渡る空・・・である　梟です







　１年を通して気温が比較的高く雨の少ない地域にあるメゼポルタの昼間は常に快晴だ。科学燃料を使わないエコな生活を送るここの住民達を見る限り、やれオゾン層がヤバイだの地球温暖化がどうのこうのだのという現代社会の問題とは無縁。よい環境の中でこそ良いハンターが育つと言わざるを得ないのである





　まぁ逆にそれだけ自然に優しい環境だからこそモンスターが繁殖するとも言えるわけだが・・・討伐依頼が後を絶たないほどモンスターを脅威と思うのなら卵を乱獲して根こそぎ死滅させればいいものを。。ギルドの天下り官僚どもの強欲さは天井知らずである





　　そんな不平不満を持つやさぐれ平民の梟さんがログインするとどうやら「入魂祭」の真っ最中。まっもなか







　すぐさま猟団の入魂数をチェックしてみると、もう追いつけねぇんじゃねぇのかというほど差をつけられている現状。。。もう慣れたよ





　何事にも負けず嫌いな梟さんはせめて猟団内だけでも入魂数１位を独占し、「ハッハーキサマラ甘いぞ」などと暴言を吐きたいのだが今回もその夢はタンスの中にしまわざるを得ないのだ。ちなみにタンスで思い出したが梟さんが小さい頃、家で飼っていたネコがタンスの中で子供を産んだという迷惑な話も付け加えておこう



　

　
　　　だがまだ負けが決定したわけではない




　確かにココ最近はログイン時間が思うように取れないという現状だが「ハイできません」と最初から放棄するわけにはいかない。やれる所までやる、それが俺のジャスティス






　　　梟　　　　「行くぞ、今月１８日が誕生日だったスロウス！」

　スロウス　　「フフフ・・・入魂対象になっている剛ヤマツでも行きましょうか」

　　・・・さりげなく書いてみた。誕生日おめでとう









　　　む、なにやら今までと雰囲気が違うな







　　和鷹　「ガンの弾が弾き返されるタイミングが分かりやすくなりました」



　・・なるほど、この赤いオーラみたいなのをまとってる時はガンの弾が跳ね返ってくるよというわけか。。確かに分かりやすい、そして俺もそのオーラまといたい！だって強そうだもん！




　　梟さんですらまとった事のないオーラを仕様でまとえるようになるとは気に入らんな

　そんな奴は今まで以上に力を込めたコントローラーさばきでヤツザキにしてくれるわ！コントローラーからしてみればほんといい迷惑だと言わざるを得ない







　　　スロウス　　「フフフ・・・梟さん」

　　　　　梟　　　　「なんですかじいさん」

　　　スロウス　　「俺達とクエに行くということはつまり入魂数の差が縮まらないということ！」

　　　　　梟　　　　「おお！お前頭悪いな！」

　　　スロウス　　「何ですと？俺のどこが頭悪いというのですか」

　　　　　梟　　　　「だってそんな事言われるとさー」






　　殺すしかなくなるだろ？　　







　入魂数が多いということは逆に言うと、梟さんが居ない時も団員達が元気にクエをやってるという証である。良い事良い事。。



　　梟さんが１人でログインしてるときに一発逆転の超おいしいシークレットこないかなぁ・・・俺はまだあきらめない・・・・！である