弱点

   モンスターと向き合う　　梟です




　
　　

　　　　クエストの原点は「狩るか狩られるか」である。


　
　まぁもし狩られたとしてもネコが必ず助けてくれるというゆとり仕様のハンターとしてはイマイチ緊張感に欠けるわけですが、誰だってできれば死にたくない。自分の死によってクエスト失敗するのも、同行したメンバーに迷惑をかけるのもまっぴらごめんなのである


　　
　
　　では、どうするのか



　
　罠などの道具や麻痺・睡眠などの状態異常攻撃を駆使して「反撃を食らわず一方的な攻撃で片付ける」・・・正論である。おそらくリアルでこんな化け物どもと戦うハメになったら梟さんもそうするだろう。だがこれはゲームである。真っ向勝負は戦の華、がむしゃらになってもいいじゃないか・・である



　　　　①　　地震
　　　　②　　雷
　　　　③　　火事
　　　　④　　梟さん



　・・・と、この世の怖いものベスト４に選ばれる梟さんのステータスは



　　　　　力　　・・・・　　１００
　　　　知力　　・・・・　　２
　　　　筋肉　　・・・・　　パンプアップ
　　　　　運　　・・・・　　パナマ運河　　　


　　　※　成人男性の平均値は１０



　　
　である。やはり脳筋と言われるからには考える前に即突撃が基本・・・だが死にたくないというジレンマ。という事は死なずに突撃する方法を見いだすしかない。フルフルを例にとって説明しよう



　　



　　　①　　モンスターの特性を知る





　「フルフルは目が退化して見えない」という特性を利用し、そっと忍び寄って「わっ」と大声を出して驚かせるのが効果的。しゃっくりが止まります。




　　
　　　『驚かせるとビクっとするフルフルが可愛い』　　（２１歳女性・家事手伝い）
　　　『狩りながら堂々と変顔の練習ができる』　　　　（３５歳男性・自営業）
　　　『ノーメイクで狩りにいけるから楽』　　　　　　　　（１９歳女性・キャバクラ勤務）







　　　②　　　ノドを斬ってみよう




　　とりあえず弱点っぽいのノドを攻撃。

　ホラ、餓狼エフェクトがとってもキレイ。慣れてきたら武器で攻撃すると見せかけて素手で殴るとこぶしも鍛えられて◎



　
　　　『手で殴ったら意外と硬くて手の骨が折れた』　　（２３歳男性・建設業）
　　　『学校でイジメから開放された』　　　　　　　　　　　（４２歳男性・大学生）
　　　『彼氏が浮気したらこの方法で仕留める』　　　　　（１６歳女性・高校生）



　　



　　　③　　　スネを殴ってみよう



　　
　　「弁慶の泣き所」という言葉からも分かるように人体の急所の１つである「スネ」を攻撃してみよう。

　モンスターに効くかどうかは殴ったあとで考えるのが吉。




　　　『「コッ」という乾いた音がした』　　　　　　　　　　　　（２７歳男性・フリーター）
　　　『フルフルは無駄毛がなくてうらやましい』　　　　　（３０歳女性・主婦）
　　　『おおきくなったらさっかーせんしゅになりたいです』　（５歳男性・幼稚園児）







　　・・とまぁこんな感じで、上記の事をドドブランゴにも活用し見事ギルドエンブレムＧＥＴ！である。


　「真面目にやれ」、みんなから怒られる日々。雪山クエでここぞとばかりに餓狼装備になる事には・・・・もう慣れたよ






　
　　・・ということで







　　今日もメゼポルタ・・である。



　こうやってのどかにブタを撫でるのも梟さんの日課の１つである。

　マイトレ管理人の大穴（ダイアナ）よ、俺の後ろに立つな・・である

　



　　　
　　大穴　　「梟さん、なんだかさっきから部屋の中で物音がするんですが・・・」

　　　梟　　　「ん？ちゃんとセコムしてきたはずだが。。誰か侵入したかな」

　　大穴　　「ちょっと見てきてくださいな」



　
　はいはいっと。でもまぁ梟さんのマイハウスに人が侵入するのはいつもの事だ、どうせ団員の誰かが忍び込んでるんだろうスロウスとかスロウスとかスロウスとかさ。






　　おーい誰だ俺の部屋に入っｔ・・・

　　　　修羅場・・である







　　　梟　　　「喧嘩か？他でやれ他で」

　スロウス　「フフフ・・俺！マッスル！」

　　Ｚｏｏ　　　「ちくしょうぅー！」


　　

　　　しかしスロウスとズーが喧嘩とはめずらしいな・・・何か裏があるに違いない





　　　梟　　「どうしたズー、何かあったのか？」

　　Ｚｏｏ　　「いえいえ～私が非力だって話から・・」

　　　梟　　「非力か・・・ズーは細っせーしな。」

　　Ｚｏｏ　　「強くなりたい！強くなりたい！」




　　うーんまぁ、強くなりたいなら俺が直々に鍛えてやらない事もないが・・・


　　　　Ｚｏｏ　　「梟軍曹！是非お願いしますよぅ」

　　　　　梟　　「いいけど・・・俺は厳しいぞ・・？」

　　　　Ｚｏｏ　　「覚悟の上ですよぅ」



　　　
　　　よっしゃそこまで言うならビシビシ鍛えてやるから覚悟するがよかろう







　　梟　　「飛ばされるんじゃなくて自分から飛べ！」

　Ｚｏｏ　　「ア、アイアイアサー」





　　　梟　　「もぐれ」

　　Ｚｏｏ　　「ア、アイアイサー」






　
　　梟　　「死んだフリでそこから動くな」

　Ｚｏｏ　　「ア、アイアイサー」



　　　


　　梟　　「どうだ？偏差値の高い筋肉が付いてきただろう」

　Ｚｏｏ　　「ええ、これならスロさんにも勝てるかな・・？」

　　梟　　「うーん。だがお前には弱点がある」

　Ｚｏｏ　　「！？・・ソレは一体・・教えて下さい！」



　　　梟　　「お前の弱点は・・・」






　　　「回線の弱さ」だ　　　




　
　泳ぐように落ちるズー、明日から新シーズンだがやれやれ・・・・ラオ剛種やってる途中に落ちないことを祈らざるを得ない